薄毛(AGA・FAGA・円形脱毛症を含む脱毛症)
薄毛とは
薄毛は、男性型脱毛症(AGA)・女性型脱毛症(FAGA)・円形脱毛症・休止期脱毛など、いくつかのタイプに分かれます。
加齢やホルモン、ストレス、体調不良などが関わり、原因や治療法はそれぞれ異なります。
当院では、まず診察で「どういうタイプの脱毛か」を見極めた上で、
保険診療で行うべき治療と、自費の薄毛治療を分けてご提案します。
主な症状
- 分け目が広がってきた
- つむじ周りの地肌が透けて見える
- 前髪の生え際が後退してきた
- 髪が細く、ハリ・コシがなくなってきた
- シャンプーやドライヤーのときに抜け毛が増えた
- 妊娠・出産後や体調不良後から抜け毛が目立つ
- 円形にごそっと抜けた部分がある
「年齢のせい」と自己判断せず、一度医師の診察で原因を整理することをおすすめします。
薄毛の主な原因
- 遺伝や男性ホルモンの影響(AGA)
- 女性ホルモン低下、加齢、出産後の変化(FAGA)
- 強いストレスや体調不良、発熱後などによる一時的な脱毛
- 自己免疫の関与が疑われる円形脱毛症
- 甲状腺疾患、膠原病、貧血、栄養不足などの内科的要因
必要に応じて、血液検査などによる原因検索も行います。
当院で行う薄毛治療
円形脱毛症
円形脱毛症については、保険診療の範囲で一般的な治療を行います。
- ステロイド外用や局所注射
- 液体窒素療法
- その他、ガイドラインに沿った標準的治療の組み合わせ
病変の範囲や経過によって治療内容を調整します。必要に応じて長期フォローアップも行います。
男性の薄毛(AGA・男性型脱毛症)
AGAは、DHT(ジヒドロテストステロン)によって毛周期が短くなり、髪が細く短くなることで生じます。
完全に「元通り」に戻す治療ではありませんが、早期から継続することで進行を抑え、毛量を保つことが期待できます。
当院では以下を中心に行います。
- フィナステリド内服
〇Ⅱ型5α還元酵素を阻害し、DHTの産生を抑える薬です。 - デュタステリド内服
〇Ⅰ型・Ⅱ型両方の5α還元酵素を阻害する薬です。 - ミノキシジル外用
〇毛包の血流や毛周期に作用し、発毛をサポートする外用薬です。
内服薬と外用薬をどう組み合わせるかは、
年齢・家族歴・進行度・副作用リスクを踏まえて相談して決めていきます。
女性の薄毛(FAGA・女性型脱毛症)
FAGAは、びまん性に髪が細くなり、分け目や頭頂部のボリューム低下として気づかれることが多い脱毛症です。
過度なダイエット、出産、更年期、ストレス、内科疾患などが背景にあることも少なくありません。
当院では、
- ミノキシジル外用薬を中心とした治療
- 必要に応じた血液検査(貧血・甲状腺・その他内科的要因のチェック)
- 場合により、婦人科や内科への併診をご提案
といった形で、原因検索と外用治療を組み合わせていきます。
診療の流れ
- 問診・診察
〇脱毛の時期・経過、家族歴、生活習慣、内服薬などを詳しくお聞きします。
〇頭皮・毛髪の状態を視診し、円形・AGA・FAGA・休止期脱毛などのタイプを判断します。 - 必要に応じた検査
〇内科的疾患が疑われる場合は、血液検査などで原因を確認します。 - 治療方針のご提案
〇円形脱毛症:保険診療での標準的治療
〇AGA:フィナステリド/デュタステリド内服+ミノキシジル外用
〇FAGA:ミノキシジル外用を中心とした治療
〇効果と副作用のバランスについても説明し、無理のない範囲のプランをご相談します。 - 定期フォロー
〇数ヶ月ごとに写真や触診で経過を確認し、薬の種類・用量、外用の継続方法などを調整します。
日常生活で意識したいこと
薄毛治療の効果を高めるためには、治療薬だけでなく、生活習慣の見直しも重要です。
- 過度なダイエットを避け、たんぱく質・鉄分・亜鉛などを意識したバランスのよい食事
- 睡眠不足の改善
- 強いストレスや喫煙のコントロール
- 過度なパーマ・ブリーチ・熱ダメージを避けるヘアケア
- 紫外線対策(頭頂部が露出するヘアスタイルの方は特に)
「これは加齢だから」と決めつけず、円形脱毛症や内科疾患が隠れていないかを確認することも、安全で合理的な薄毛対策の一部です。
