しみ
概要
老人性色素斑は、いわゆる「シミ」の中で最も一般的なタイプです。
顔(ほほ・こめかみ・鼻の横)、手の甲、腕など、日光をよく浴びる場所に、平らな茶色いシミとして現れます。
30〜40代頃から少しずつ増え、加齢とともに目立ちやすくなります。
見た目の印象に大きく関わるため、美容目的でのレーザー治療を希望される方が多いシミです。
原因
老人性色素斑の主な原因は次の2つです。
- 長年の紫外線(UV)によるダメージ
- 加齢による皮膚のターンオーバー低下
紫外線を浴び続けると、皮膚のメラニン(色素)が一部に集まりやすくなり、その部分だけ茶色く濃くなります。
若い頃の日焼けが、数年〜十数年後の「シミ」として出てくることも少なくありません。
症状
次のような特徴があれば、老人性色素斑の可能性があります。
- 茶色〜こげ茶色の平らなシミ
- 形が丸〜楕円形で、境界が比較的はっきりしている顔や手の甲など、日焼けしやすい部分に多い
- 痛みやかゆみは通常ない
一つだけの場合もあれば、細かいシミが集まって広がっていることもあります。
検査・診断
診察では、
- シミの色・形・大きさ
- 表面の状態(平らか、盛り上がりがないか)
- 周囲の皮膚との境界
などを観察し、肝斑・そばかす・脂漏性角化症・ほくろ・早期皮膚がんなど、他の病変との鑑別を行います。
見た目だけでは判断が難しい場合は、必要に応じて皮膚科・形成外科での精査や生検が検討されます。
治療法
老人性色素斑は、市販の美白化粧品だけでは十分に改善しにくいことが多く、はっきりしたシミにはレーザー治療が有力な選択肢となります。
● レーザー治療(自費診療)
当院では、Qスイッチルビーレーザーによるシミ治療(自費)を行います。
- シミの部分だけを狙ってレーザーを照射
- メラニン色素を壊して、シミを薄く・目立たなくする
- 多くは1回の照射で大きく改善しますが、濃さや大きさにより複数回が必要なこともあります
照射後は一時的に赤みやかさぶたができ、その後に一過性の「濃く見える時期(炎症後色素沈着)」を経て、徐々に落ち着いていきます。
● 外用・スキンケア
- 日焼け止め(UVケア)は再発予防の基本です
- 美白成分を含む外用薬・スキンケアは、「新しいシミを作りにくくする」「全体のくすみを整える」といった補助的役割となります
生活上の注意
治療の有無に関わらず、次のポイントがシミ対策として重要です。
- 日焼け止めを一年中使用する
- 帽子・日傘などで強い日差しを避ける
- 強い日焼け(レジャー・屋外スポーツなど)の前後は特にUV対策を徹底する
- こすり洗い・摩擦を避け、やさしく洗顔・保湿する
紫外線対策を続けることで、新しいシミの予防と、治療効果の維持につながります。
当院の診療内容
- シミの種類の診断・説明
- 老人性色素斑に対するレーザー治療(Qスイッチルビーレーザー・自費)
- 肝斑・そばかす・脂漏性角化症など、他のシミとの見分けと治療提案
- 治療後のスキンケア・UV対策のアドバイス
