巻き爪・陥入爪
概要
巻き爪・陥入爪は、足の爪が変形したり、爪の端が皮膚に食い込んだりして痛みや腫れを起こす状態です。
歩くと痛い、靴を履くと痛い、爪の周りが赤く腫れているなどの症状がある場合は、早めの治療が大切です。
特に足の親指に多くみられ、放置すると化膿したり肉芽ができたりして悪化しやすくなります。
原因
巻き爪・陥入爪の原因はさまざまですが、代表的なものは以下です。
- 靴の圧迫(サイズが合わない靴・硬い靴・ハイヒールなど)
- 深爪 歩き方のクセ・負担の偏り
- 爪の変形や体質
- 爪白癬(爪の水虫)による肥厚
- スポーツや繰り返しの外傷
爪が伸びる過程で横から圧がかかり続けると、巻き込みが強くなり痛みが出やすくなります。
症状
- 歩くと爪の端が痛む
- 爪が皮膚にくい込んで赤く腫れる
- ジンジンする痛み
- 膿が出る
- 爪の周囲にやわらかい肉芽ができる
- 爪が強く内側にカーブして切りにくい
症状がある場合は早期に治療すれば悪化を防げます。
検査
診察では、爪の形・皮膚の状態・炎症の有無を確認します。
必要に応じて爪白癬の有無や感染の状態をチェックし、治療方法を決めていきます。
診断
● 巻き爪
爪全体が内側に強くカーブしている状態。
痛みがない場合もありますが、変形が進むと日常生活に支障が出ます。
● 陥入爪
爪の端が皮膚に食い込んで炎症を起こした状態。
赤み・腫れ・痛みが強く、悪化すると化膿や肉芽形成を伴います。
両方が混ざった「混在型」も多く、正確な診断が重要です。
治療法
症状の程度に合わせて、保存療法・矯正・手術を組み合わせて治療します。
●保存的治療(保険)
爪が皮膚に当たらないよう保護する治療です。
- テーピング
- コットンパッキング
- 炎症が強い場合の処置や外用薬
軽症の場合はこの段階で改善することが多いです。
● 矯正治療(自費)
爪をゆっくり広げて形を整える治療です。
痛みが少なく、日常生活への制限もほとんどありません。
- ワイヤーによる矯正
(爪に小さな穴を開け、形状記憶ワイヤーを固定)
短く切りすぎている場合は、爪が伸びてから施行します。
● 部分抜爪(保険)
炎症が強い・化膿している・肉芽がある場合に行う治療です。
痛みがある部分だけを除去し、負担を減らします。
● 外科的治療(保険)
繰り返す陥入爪や、矯正で改善しない重症例に行います。
食い込んでいる爪とその根元を処理する方法
(再発を減らす目的)
手術は状態を見ながら慎重に相談して決めます。
生活上の注意
治療とあわせて、日常生活でのケアも重要です。
- 深爪をしない
- 爪は四角く切り、角を残す
- 靴のサイズを見直す
- 爪の周りを清潔に保つ
- スポーツ時は指先の負担に注
再発防止のため、歩き方や靴選びのアドバイスも行っています。
当院の診療内容
- 視診・触診による診断
- 保護療法(保険)
- 炎症時の処置
- 自費の矯正ワイヤー治療
- 部分抜爪・外科的治療(保険)
- 爪白癬がある場合の治療
- 再発しにくい爪の切り方・靴選びの指導
足の爪の痛みは我慢せず、早めにご相談ください。
