ワキガ・多汗症(わきのニオイ・汗のお悩み)
概要
ワキガ(腋臭症)や多汗症は、ワキのニオイや汗が多くなる状態で、体質だけでなく生活のしづらさにつながることがあります。
当院では、状態に合わせて 外用薬・内服薬・ボトックス注射・手術 など、幅広い治療から最適な方法を検討します。
ワキガ(腋臭症)とは
ワキガは、ワキの下にあるアポクリン腺からの汗が原因でニオイが強くなる状態です。
細菌による分解で独特のニオイが生じます。
こんな方はご相談ください。
- ワキのニオイが強い
- 家族にも同じ症状がある
- 衣服の黄ばみが気になる
- 市販の制汗剤では十分に抑えられない
多汗症とは
多汗症は、必要以上に汗が出る状態です。
特に原因のない「原発性多汗症」は、日常生活に支障がある場合に治療対象となります。
よくある症状
- ワキ汗が多く、服の汗ジミが気になる
- 手汗が多く、書類やスマホが濡れる
- 緊張していなくても汗が出やすい
原因(汗腺について)
汗には2種類あります。
- エクリン腺の汗:水分が多く、体温調節に関わる(多汗症の主原因)
- アポクリン腺の汗:皮脂・タンパクが多く、細菌によりニオイが出る(ワキガの原因)
体質、ストレス、生活習慣などが関わっています。
主な治療方法
1.外用薬(塗り薬)
汗の量をおさえる薬を使います。
- エクロックゲル(ワキ)
- アポハイドローション(手のひら)
※症状に応じて処方します。
2.内服薬(プロバンサイン)
汗を出す神経の働きをおさえる飲み薬です。
緊張で汗が出やすい方にも使用します。
3.ボトックス注射(ワキ)
ワキに少量ずつ注射し、汗を出す働きを一時的に弱めます。
- 効果は数か月持続
- ニオイ・汗ジミの軽減に有用
- 短時間で行える治療
4.手術(ワキガ:皮弁法)
ニオイの元となる汗腺を、直接確認しながら取り除く手術です。
再発しづらい治療を希望する方に検討します。
細かな術式は、状態に合わせて医師が選択します。
日常生活でできる工夫
- 通気性の良い服を選ぶ
- 洗いやすい素材の肌着を使用する
- 生活リズムを整える
- 運動などで汗の循環を良くする
軽症例では、生活習慣の見直しだけで改善することもあります。
よくある質問
Q. ワキガと多汗症はどう違いますか?
ワキガはニオイ、多汗症は汗の量が主な問題です。両方が同時にみられる方もいます。
Q. 一度の治療で治りますか?
外用薬やボトックスは「コントロールする治療」です。
手術は、よりしっかりニオイの元を減らす目的で行います。
Q. 保険診療は可能ですか?
症状や生活への影響を確認した上で、保険適用になる治療もあります。
まとめ
- ワキガはアポクリン腺、多汗症はエクリン腺が主な原因
- 市販の制汗剤で改善しない場合でも、医療機関の治療で大きく軽減可能
- 当院では、外用薬・内服薬・ボトックス・皮弁法から症状に合った治療を提案します
「汗やニオイで日常生活がつらい」「人前に出るのが気になる」と感じたら、早めにご相談ください。
