やけど
概要
やけど(熱傷)は、熱湯・油・蒸気・ストーブ・アイロン・ホッカイロ・湯たんぽなどが皮膚に触れて起こるけがです。
赤みだけの軽いものから、水ぶくれ、皮膚が白っぽくなる深いやけどまで、症状はさまざまです。
水ぶくれができた場合や、皮膚が白く見える場合は、できるだけ早く受診をおすすめします。
低温でも長時間触れていると「低温やけど」を起こし、見た目以上に深く傷むこともあります。
原因
やけどは、多くが次のような原因で起こります。
- 熱湯・油・味噌汁・鍋などの高温の液体
- ストーブ・ヒーター・アイロンなどの高温物
- ホッカイロ・湯たんぽ・こたつによる低温やけど
- 蒸気・スチーマー
- 調理中の油はね
低温やけどは特に注意が必要で、長時間触れることで皮膚の深い層までダメージが進むことがあります。
症状
やけどには軽症から中等症・重症までがあります。
- 赤みだけ
- ヒリヒリする痛み
- 水ぶくれ
- 白っぽい・固く感じる(深いやけど)
水ぶくれがある場合や、痛みが極端に弱い(深さのサイン)場合は、治療が必要になることが多いです。
検査
特別な検査はありません。
診察で皮膚の状態(赤み、水ぶくれ、深さ)を確認し、必要に応じて治療方針を決めます。
低温やけどの場合は、見た目より深いことがあるため、とくに慎重に経過を見ます。
診断
医師が皮膚の色・痛みの程度・水ぶくれの状態などを見て、
「浅いか・深いか」を判断します。
やけどは深さによって治療期間が大きく変わるため、受診が重要です。
治療法
やけどの治療は、深さと状態により変わります。
● 塗り薬・被覆材で治す(浅いやけど)
- 保湿性のある軟膏
- 傷を保護するシート
- 必要に応じて抗菌薬の外用
浅いやけどは、湿潤環境(うるおい)を保って治すことで、きれいに治りやすくなります。
● 炎症が強い場合
赤みが急に強い、熱感がある、水ぶくれが破れたなどの場合、感染を防ぐために抗菌薬が必要になることがあります。
● 深いやけどの場合
皮膚の深い層が傷んでいる可能性があり、
治るまでに時間がかかる、傷あとが残りやすい場合があります。
必要に応じて、適切な専門治療を提案します。
注意点(応急処置)
やけど直後の対応で、治り方が大きく変わります。
● まずは冷やす
- 流水で20分程度冷やす
- 保冷剤は凍傷のおそれがあるため、タオル越しに使用
● 無理に衣服を脱がない
衣服の上からでもよいのでそのまま冷やしてください。
● 指輪はすぐ外す
腫れると外せなくなることがあります。
● こすらない
水ぶくれは破かないでください。
当院の診療内容
当院では、やけどの診察・処置を行っています。
- 浅いやけどの外用治療
- 水ぶくれの処置
- 低温やけどの経過観察
- 感染予防の治療
- 必要に応じた専門治療のご案内
やけどは見た目より深いことがあり、早く適切に治療するほど、
傷あとも最小限になります。気になる場合は早めにご相談ください。
